第2回P-drugワークショップ講師
Prof. Kumud Kumar Kafleからのメッセージ
参加者、読者のみなさん、そして未来の参加者へ


 P-drugワークショップの感想を書く機会をいただき、感謝いたします。

 感じたことや印象をみなさんと分かちあえることを、うれしく思います。

 E-drugについて学び意見交換するこのワークショップには、マレーシアから1名、ネパールから講師として参加した私を含んで、 34名の参加者がありました。前年(1998年)のワークショップは1日のみの初級コースでしたが、今回(1999年)は3日間行われ、薬学、 臨床薬理学、内科、公衆衛生、環境科学といった各領域から、また製薬会社のさまざまな分野からも、参加者がありました。プログラムは 良い形で組まれ、宿泊設備も食事も素晴らしく、参考資料も豊富に用意され、みな熱心に学び、成果をおさめることができたと思います。 参加者は、習得した知識と技能を生かし他の人々にも広めるという責務を感じたようです。

 私は通常5日間のワークショップを組んでいますが、今回のワークショップを通じて、3日間でも目的を達成できると考えるようになりました。 WHOの“Guide to Good Prescribing ”は、健康についての諸問題を扱う際に、「何を選択すべきか」よりも、「いかにして、薬剤や、 他の治療方法を選択すべきか」についての知識と技術を高めるために、現在入手できる最も良い資料です。医学を学ぶカリキュラムのもとで、 薬理学だけではなく他の科目においてもこの教育が導入されるようになれば、薬剤を合理的に選択し、合理的に処方箋を書くことができる ようになるでしょう。それを実践することは、他の医療従事者にとってよい見本となるでしょう。

 参加者の皆様、そしてWHOのHans V. Hogerzeil先生、内田英二先生、津谷喜一郎先生には、支援と協力をいただけたことを、心より お礼申し上げます。

感謝をこめて。
ネパール,カトマンズ,TU教育病院臨床薬理学部門

Prof. Kumud Kumar Kafle


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